「入り口は介護でも、5年後は地域の社会保障全般の中心軸でいて欲しい」


株式会社日本生科学研究所 新宿・葛飾・浦安エリア長 本間徹さん
(プロフィール)
2003年入社。当時の事業所数は15ほどで、現在の60余りに向けて会社の成長とともに、現場管理や採用、人材教育に貢献。2014年からは、新宿・葛飾・浦安という広いエリアを統括する立場で、必要に応じ自治体に対して介護職の声を代表する役割も果たす一方、新入社員教育の担当者として“自立支援”を重んじる同社のケアへの考え方をしっかりと浸透させる重責も担っている。

―介護業界、そしてこちらの会社を選んだのはなぜですか?

福祉系の大学で児童、障がい者、高齢者介護などを学びましたが、今後の少子高齢化を考えて、高齢者福祉の世界を選びました。また、変化が多い民間企業のほうが自分には向いているのではと感じたこともあり、なかでも、当時から若い人にチャンスを与えると言っていた当社に興味を持ちました。

―入社以来、どのような経験を積んできましたか?

2003年入社当時の当社は、在宅系サービスのみを都内15ヵ所ほどで展開していました。それまでは新卒採用も数人だったのが、私の代からは20人規模になったのです。介護保険も整って、業界に可能性が見えてきた時期だったのでしょう。最初は訪問入浴の事業所に配属され、約3年で管理者として同じ場所にある訪問看護・訪問介護も統括するようになりました。その後は認知症対応型デイサービスの管理者などを経て、エリア長制度ができるのに伴い、新宿エリア長を任ぜられ、徐々に責任範囲が広がって、3年ほど前から大エリア長として新宿・葛飾・浦安にある14施設・事業所を統括管理しています。

―大エリア長としてのお仕事は、どのようなものですか?

事業所ごとの問題解決、とくに現場スタッフや管理者からの相談を受けての面談などが多くて、全体の仕事の3~4割ほどを占めるでしょうか。ほとんどの場合、対面して面談を行ったり、関係者に集まってもらって話し合ったりなど対応していますね。また、介護職員初任者研修の講師や新入社員の教育担当もしてきましたので、教え子もだいぶ増えました(笑)。

―介護の仕事のやりがいは何でしょうか?

当社は、少子高齢という大きな課題に対して挑戦する会社です。自立型支援で結果を出すことにもやりがいを感じますね。これは、ひとつの事業所ではできないことなのです。と言うのは、例えば要支援の方がケアの甲斐あって自立の状態に戻られ、デイサービスを卒業されるとします。すると介護保険の適用ではなくなるので、通所介護のサービスを受けられず、途端に行き場がなくなってしまわれます。そこで今度は、ボランティアでデイサービスをお手伝いしていただけませんかと声をおかけするのです。そうすることで、介護サービスを受ける側としてではなく、お手伝いをするボランティアという立場で、デイサービスを訪れることができるというわけですね。このように、ケアマネジャーや自治体も巻き込んだ地域全体での動きが大切です。そのほか当社として、新宿区では学園事業で介護人材育成に参加もしていますし、私自身、新宿区介護サービス協議会で訪問介護部会の会長として現場の声を取りまとめ、改善を図る立場も経験しました。

―こちらの会社におけるキャリアパスを教えてください。

介護職のキャリアパスにはマネジメントとスペシャリストの2種類があります。最初は全員事業所に配属されます。介護の資格は入社後に法人内の「日生福祉学園」で学べますので、資格の有無は問いません。福祉系大学出身者は新卒の3~4割ですし、知識はなくても意欲や思いが重要ですね。入社後はまず介護職員初任者研修を取得していただき、2~3年目に実務者研修を取れば、現場でサービス提供責任者を務められるようになります。実務経験3年で受験資格を得られる介護福祉士に合格すれば、相談員を務められるようになります。このあたりまではほぼ全員に共通で、マネジメントについては入社から3年目くらいまでに事業の責任者を任され、ホーム長などの施設管理者に任ぜられます。その後はエリアを束ねていくようになるでしょう。スペシャリストとしては、実務経験5年で受験資格を得られるケアマネジャーをめざすなどの進路があります。当社は地域包括支援センターの委託業務も受けていますので、そうした公的な場での仕事の可能性もあります。
介護職以外にも、保険請求業務や経理で経費削減など管理部門での本社勤務のキャリアパスもありますし、現場を経験してから本部へ配属というケースもあります。

―介護の仕事を考える学生にアドバイスをお願いします。

学生の頃は、相談員をやりたい、ソーシャルワーカーになどとピンポイントで目標を定めがちですが、実際やってみないとどういう仕事かは分からないものです。当社は介護以外にも医薬、保育と社会保障全般を行っている会社で、広い視野で地域に貢献しています。入り口は介護でも、3年後5年後にはその地域をつなげる中心軸になるのだというイメージで来てもらえたらいいですね。
また、特に女性にお伝えしておきたいのは、ライフサイクルを考えて将来の目標を定め、逆算して新人の時に何をやっておくべきかを考えて欲しいということです。例えば、結婚すると家庭もあって夜勤は難しいから、日勤で活躍できるようなキャリアに備えて準備するのもよいでしょう。また、出産後に子どもを預けて働きたいなら、時短勤務や時間を読める仕事に就けるようケアマネジャーや相談員をめざしておこうといったことです。介護の仕事と言っても選択肢はいろいろありますが、目的を定めて準備をしていくことが大切だと思います。

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